ミャークヅツは 池間島 佐良浜 西辺で行われました。私は2日目から池間島のミャークヅツを見に行きました。
初日 9月9日(金)
中日 9月10日(土)
後日 9月11日(日)の3日間で行われました。
ミャークヅツとは?
池間島は何年となく凶作が続き公租も滞っていました。そのため子弟の多くが他村へ身売りされるなど、池間島全体が大変な窮之に陥っていました。時は移り、「仲保屋の主」が池間与人となって赴任した頃からようやく豊作に転じ、生活も楽になり他村へ出されていた村人たちも帰って来れるようになり、明るい希望に満ち溢れた池間島へと変っていったのです。「ミャークヅツ」は、こうした喜びを反映して豊作、豊漁、村人たちの健康、村の繁栄等を感謝する祭りとして役所の同意も得て始まったと伝えられています。
夜中の2時に起こされておじいがいるマジャムトゥに連れていかれました。すごく眠たかったです!
説明
各家庭の長男・次男・三男がムトゥに集まる
最初にムトゥの意味は「集まる」と言う意味です。
マジャムトゥには長男
アギマスムトゥには次男
マエノヤムトゥには三男
前里ムトゥには本土から来た方や他の地域の方が入れるようになっています。 このように4つのムトゥに別れています。
捕捉!
もしムトゥに入った時の決まりごとは何をするにも長男がいるマジャムトゥから次男がいるアギマスムトゥから三男がいるマエノヤムトゥから前里ムトゥ
食べる時も長男から先に食べる、踊りをする時も長男から踊る、と言う感じです。
そして、次男と三男は長男たちの前で踊ったり、面白い話をするなどをして長男の機嫌をとります。
島の人たちは豊作・豊漁を願うと同時に感謝の気持ちをこめグルクンの唐揚げやチキンなどをお供え物を各ムトゥにお供えしに来ていました。
こんな感じでたくさんお供え物がありました!ちなみにこのお供え物はムトゥにいるおじい達のおつまみ・・・
と言うのはウソでお供えして終わったらお供えしにきた人達にお返しも渡していました。
この飲み物は池間島の大人から子供まで飲んでいるミルク酒です!もちろん子どもが飲むようには酒は入っていません。
これが大主神社です
年に一度このミャークヅツの時だけ入れる神社!
ゆかたを着ている人達はツカサンマと言います。
ツカサンマとは神様の使いと言われています。
そして、ツカサンマは豊年旗のまわりを何周かまわりながら一年の感謝と豊年を祈ります。
長男からツカサンマのまわりをクイチャーをしながらまわり踊ります。
(クイチャーとは雨乞いのことです。)
長男が踊っている間に次男・三男・前里ムトゥと言う順番で輪に入っていきます。
こんなに大きい輪ができました。
最後は子供から大人まで輪の中に入りクイチャーを踊ってミャークヅツは終わりました。
ミャークヅツに参加してみて、
ミャークヅツの時は、一日3時間~4時間しか眠れません(3日間)なのでとても眠たかったです。ちなみに3日間眠れないのは、島の方だけです。
後、島の方から聞いた話で年々ミャークヅツに参加する人数が減ってきているので本土から来た方など池間じゃない他の地域の方がもっと参加してほしいと言っていました!